新築時に良いと思っていたデザインでも、時の経過とともに見慣れて、そして飽きていくものです。
これは住宅に限ったことではなく、物の宿命なのかもしれません。
同じ家に長期的に住むのであれば “飽きのこないデザイン”を採用したいと誰もが考えると思います。
では、永遠に飽きないデザインをつくることは可能でしょうか。
たとえ才能があるデザイナーでも、新鮮なものはつくれたとして、永遠に飽きのこないものをつくることは困難でしょう。ですが、昔につくられたものであっても数十年数百年と人々に愛されているものがあるのも事実です。
その中のひとつに近代建築の巨匠ル・コルビュジェが残した一連の集合住宅ユニテ・ダビタシオンがあります。最初につくられたのはフランスのマルセイユ。50年以上も前に建築されたのにもかかわらず、今でも色あせることなく人々に愛されています。このマルセイユのユニテ・ダビタシオンの最大の特徴はシンプルさとバランスですが、これこそが何十年も愛されている理由の1つなのです。
ユニテハウスは100年住宅です。永遠には無理でも50年、100年と飽きられない建物でいたい。
そこでこだわったのはユニテ・ダビタシオンのようなシンプルさとバランス。ユニテには過度な装飾はありません。
可能な限りシンプルにしました。ポイントは各エレメント(玄関、サッシ、庇など)同士のバランスです。
開発には何百通りものデザインが検討されました。


ライフスタイルは15年周期で大きく変わると言われています。
結婚や子供の誕生はライフスタイルが変化する最もわかりやすい例でしょう。
子供が小さいうちは個室を必要としなくても、いずれは必要になってきます。その子供も成長しいずれは親離れしていくことになり、せっかくつくった個室も使わなくなってしまう場合があります。
家族の成長、または家族構成の変化よってライフスタイルは変わり、家の使い方も変化していくものなのです。
従来の住宅では親とその子供の2世代までしか考えずに設計していたため、25~30年でライフスタイルに合わない建物になってしまいました。
その結果、住み替えや建て替えを選択せざるを得なくなっていたのです。
100年住宅を作る際には、物理的に100年持たせるように強い建物をつくるということも当然ですが、なによりライフスタイルの変化に対応できるということが重要なポイントになります。
木造の箱型の住宅をモノコック2×4工法でつくることで地震にも負けない頑丈な躯体をつくり、十分なメンテナンスをしながら長持ちさせる。
そしてS&I設計で、自由に間仕切りを繰り返しながらライフスタイルの変化に対応する。
この2つがユニテが100年住宅である大きな要素なのです。
ユニテハウスの最大の特徴でもあるS&I設計。
建物を構造体(スケルトン=S)と内装・設備(インフィル=I)に分けて設計する考え方のことです。
ユニテハウスでは100年住宅であるためにスケルトンを丈夫につくり、インフィルでライフスタイルの変化に対応していくという考え方をしています。
ポイントは増築、減築が自由にできるかどうかということ。
増築は良く聞く言葉ですが、減築というのはあまり聞き慣れないかもしれません。
増築とは壁や床を新たに作り部屋数を増やすといった工事ですが、それとは逆に減築は壁や床を取り除いたりして部屋数を減らすことを指します。
壁を新たに足すことはとても簡単なのですが、建物の構造を形成しているような壁や柱は取る事はとても困難です。たとえできたとしても建物の強度が貧弱になったり、工事に多額の費用がかかったりしてしまいます。
今までの住宅では後に間取りを変更すること、つまり増減築を考慮していなかったのでリフォームの際に取れない壁や柱が住宅の真ん中に居座り、それが変化に対応できない要因となってました。 ライフスタイルの変化に対応するためには、間取りの中に邪魔な壁や柱が存在しないことが重要です。
これを可能にしているのが2×4工法です。2×4工法は在来工法のように柱(線)で支えるのではなく、壁、床、天井の6面が一体となって建物を支えています。
この六面体を一単位として空間を構成する考え方をモノコック構造といい、スペースシャトルや新幹線、F1にも採用されていて、その堅牢性は十分ご理解いただけるはずです。
2×4工法では邪魔な柱や壁がない広い空間をつくることができるので、後の間取りの変更にも柔軟に対応できるのです。
柱を必要とする他の工法ではこのS&I設計の考え方は難しいかもしれません。
ユニテハウスはS&I設計を行うために2×4工法を選択し、今後も2×4工法のみでの施工しか行っていきません。S&I設計は幾世代も住み継がれる100年住宅を支える根幹なのです。
良い住宅をつくるためには、建物以外にも目を向ける必要があります。
建物と敷地は切っても切り離せない関係にあり、どちらか一方だけでも住宅としては機能しません。なぜなら敷地には建物以外にも駐車スペースやプライベートガーデン、アプローチ等、いくつかの機能を持たせる必要があり、特にプライベートガーデンにおいては建物内部とのつながりも重要になってくるからです。
また、敷地の外側を考慮することも重要です。どの敷地も必ず道路や隣の土地と接しているわけで、接している以上互いに影響を及ぼしあうのは避けられません。設計によっては隣近所に対しマイナスに働くことさえあるのです。
周辺住宅環境と隣接不動産の状況を十分に考慮し、特にプライベートガーデンとの位置関係によりユニテハウスに住んで最高の快適性を感じてもらう。そんなたった一点の最適な配置を探し、お客様に満足される住宅を提供していきます。























